『エッセンシャル思考』を仕事で使うには?依頼を断れないときの相談例
「エッセンシャル思考」を読んだ翌日の現実
グレッグ・マキューンの「エッセンシャル思考」を読んで「より少なく、しかしより良く」に共感した翌日、上司に頼まれた仕事を全部引き受けていた。そんな経験はありませんか?
エッセンシャル思考の本質は理解できても、実践するのは別の話です。
最初の一歩: 「今やっている仕事リスト」を全部書き出す
「やらないことを決める」前に、まず「今やっていること」を可視化します。多くの人は自分が何にどれだけ時間を使っているか把握していません。
紙でもスプレッドシートでもいいので、今抱えているタスクを全部書き出してください。
次のステップ: 「もしこれをやっていなかったら、今から始めるか?」と問う
リストの各項目に対してこの問いを投げかけてください。答えが「いいえ」なら、それは削減候補です。
全てが「はい」になることはありません。必ず削減できるものが見つかります。
実践のコツ: 「ノー」を言う練習をする
エッセンシャル思考の実践で最も難しいのは断ることです。「検討します」と一度持ち帰るだけでも、即答でYESと言うより効果があります。
断る力は筋肉と同じで、使うほど強くなります。
断る代わりに、優先順位を相談する例
次は本からの引用ではなく、dokkai編集部による応用例です。金曜日までの資料作成があるところに、別の集計を頼まれた場面を考えます。
「集計を引き受ける場合、金曜日の資料は月曜日になります。金曜日の資料を優先して、集計は来週にする進め方でよいでしょうか。」
伝えるのは、依頼への好き嫌いではなく、引き受けた場合に動く期限です。両方が必要なら、集計の対象期間を短くする、資料の装飾を省くなど、作業範囲を相談します。自分の判断だけで業務を止めず、相手と合意できる変更を一つ選びます。
1週間後に、減らした時間の使い道を振り返る
減らせた作業、実際に空いた時間、その時間を使った仕事を一行ずつ残します。大事な仕事に時間が移っていなければ、削減対象か予定の取り方を見直します。
削減する仕事を選べない場合は、『エッセンシャル思考』の「やめることリスト」の作り方で判断基準を整理できます。
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